阪神大震災の後は、丈夫な家づくりが建築業界の流れとなり、
地震対策が商品化された趣きがあります。
今回の東日本大震災はどうなのだろうか?
私は、津波は別として、地震によって壊れた家えが福島県内では非常に少ない
という印象です。
ハウスメーカーの家も地元の工務店が作った家もあまり壊れなかった。
当社でも瓦が落ちたり、漆喰がおちたりということはあっても、構造的には一軒も
問題が生じませんでした。国道がパックリ口をあけたり、400kgのハンドメイドの
ストーブがずれてしまったりと、震度6強というのはかなりの強震です。
結論からすれば、今の住宅はどれも地震には、かなり強いということです。
建物が地震に強いというのは地震国日本では当たり前のことで、そんなものは
住宅の付加価値ではないというのが私達の師匠、冨田先生の言葉です。
そろそろ住宅を考える時、建物を中心とする発想(耐震性やデザイン)から住環境
を中心とする発想(健・和・富・子育て・快適)に切り替わるような気がします。
[PR]
# by korinogura | 2011-04-05 14:59

東北・関東大震災

東北・関東大震災によって被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
私共、福島県も被災地の一つでしたが奥会津という立地に助けられ、被害もほとんどなく、
放射能線量も0.09マイクロシーベルトと低く、周囲の山々に守られている感があります。
励ましのお電話やメールをどうもありがとうございました。
今回の大震災で多くの事に気付かされました。
私達の便利で快適な生活が実はとても不安定で不自然なものの上に成り立っていること,
平和な毎日が突然映画で見るような非日常的な場面にきりかわることがあること,
そして、無縁社会といわれる中にあっても一朝事ある時に、日本人としての心の優しさ,
いさぎよさ,誇り,そういうものがまだまだあるんだということ,
これだけの大きな犠牲を払うのですから、これをきっかけに世の中が少しでも
良い方向に向かえばと思います
我が社はといえば、これまでやってきたことに益々、自信を深めております。
と同時に新しい視点からより一層、世の中に尽くしてゆく決意を固めております。
具体的には
(1)今まで以上の本物の省エネ住宅(幸せを生む住まい)を普及していく。
もともと、夏にはエアコンが不要であり冬場の暖房費も最小な住まいを作ってきました。
が、さらにこれを徹底したい。又、構造の強さはこのたびの大震災でも証明されました。
当社の住まいは、窓だらけで、結構デコボコしていますが、一棟として構造に問題が生じませんでした。
(2)安くて良い、そして長く使える(これが大事)木の家具・木のものを作っていくこと。
(3)材木屋として地域の環境と地球環境に責任を持つこと,などです。
これからもよろしく御指導・御鞭撻をお願い申し上げます。
[PR]
# by korinogura | 2011-03-28 11:33

   

福島県大沼郡金山町の築200年あまりの民家を取り壊して新築することになった。
見に行って驚いたのは、その家の北窓が大きかったこと。
北窓なのに「はき出し」で、どうかすると南窓くらい大きい。
はてこれは?といえば、暑い夏、風を部屋一杯に通すことを意図としているといえる。
舘岩村から2時間位の金山町は新潟県と会津若松市に近く、豪雪地帯とはいえ、
確かに夏は暑い。昔は、冬の寒さはなんとかなっただろう。
しかし夏の暑さには、閉口したはずだ。誰も住んでないが、家の中にいる間中、
風が通り抜け、本当に涼しかった。
出口の窓(北窓)は風量のしぼり弁のようなものだ。これからの暑さ対策はこの手だと思う。
暑くなるほど守りに入るのではなく、より多くの自然の恩恵を求めること(少しの
微風も取り入れること)つまり攻めること, 遮熱・断熱よりも北窓を大きくすること, 
これこれ。我々はこれです。
[PR]
# by korinogura | 2010-09-02 13:27

    

きこりの森へ行く林道の途中に、右側尾根筋からネズコの立木が折れて、ころげ落ちてきた。
きこりの森の会で使おうということになって、森林管理者に買受けの申込みをした。
会津森林管理署南会津支署は環境保護の関係で、ここ10年位、天然木の払下げをしなくなって
いるが、このような場合だと、被害木という扱いになって木材登録を取得していれば、買受申込みができる。
地域の湯の花森林官の伊東さんの他に南会津支署から2人の担当者が来られ、
一緒に山に入った。
お二人とも㈱オグラが国有林と取引が多かった頃からの古い顔見知りで、昔話に花が咲いた。
森林管理署が営林署と呼ばれていた時代、会津の山からは、ブナ・トチ・ミズナラ・その他、
優良な広葉樹が広い貯木場を埋め尽くすほど大量に出ていた。
当時は、私達もあと先考えず国有林を夢中で伐っていた時代だった。
乱伐といわれても仕方ない程の大量の伐採は大いに反省しなければならないと思うが、
全然伐らないのも賛成はできない。
今は、振り子が右から左に極端に振れている状態かもしれない。
[PR]
# by korinogura | 2010-09-01 15:23

山に生まれた幸せ

今、舘岩は桜とコブシがようやくおわり、
全山一斉に芽ぶきの季節をむかえています。
刻々と山がかわります。
ヤナギ・カンバ・ブナはもう青々と輝き、
唐松の若葉も徐々に濃くなる様子は、
なんともやわらかくて、見飽きません。

一番遅いコナラは、ゆっくりと少しずつ変化し、
山々に濃淡の陰影をくっきりと浮かび上がらせます。

あと少しすると田植えがはじまります。
この時期、朝と晩だけ山の花の良い香りがただよいます。
ウワミズザクラ・シナなどの花です。
この期間は約1週間から10日位でおわってしまいます。
雨の日には、それが新緑の香しさと混じりあい里に降りてきます。

毎年のことですが、しみじみと山に生まれ、生きる幸せを感じ、
身も心もボォーッとなってしまうのです。
[PR]
# by korinogura | 2010-05-21 13:59