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山に生まれた幸せ

今、舘岩は桜とコブシがようやくおわり、
全山一斉に芽ぶきの季節をむかえています。
刻々と山がかわります。
ヤナギ・カンバ・ブナはもう青々と輝き、
唐松の若葉も徐々に濃くなる様子は、
なんともやわらかくて、見飽きません。

一番遅いコナラは、ゆっくりと少しずつ変化し、
山々に濃淡の陰影をくっきりと浮かび上がらせます。

あと少しすると田植えがはじまります。
この時期、朝と晩だけ山の花の良い香りがただよいます。
ウワミズザクラ・シナなどの花です。
この期間は約1週間から10日位でおわってしまいます。
雨の日には、それが新緑の香しさと混じりあい里に降りてきます。

毎年のことですが、しみじみと山に生まれ、生きる幸せを感じ、
身も心もボォーッとなってしまうのです。
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by korinogura | 2010-05-21 13:59

恩師・冨田先生

連休中に一組、5月6日に一人、住まいの勉強会をやった。

師匠である冨田先生が亡くなって4ヶ月になろうとしている。
勉強会で見るビデオや、使うテキストに先生は生きている。
感傷的な気分になることもあるが、しかし先生の住宅に対する
理論的な正しさ、思いにふれる度、感動がこみ上げてきて思わず涙ぐむ。
もう何百回やったかしれないが、そのたびに新鮮な心になれる。

この師匠にめぐり会ったことを心より感謝します。
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by korinogura | 2010-05-12 12:24

大事にされていた赤松

ブログを開設したものの、ほとんどできず、
いろいろな方につっこみを頂いておりました;
今日久々に更新いたします。




先日出会った赤松の話。
知り合いの解体業の社長さんが古い製材工場を壊すという。
そこに大きな赤松が置いてあったのでみてくれという。
行ってみると、建屋の中の台の上に、長さ12m、直径1mあまりの巨大な赤松が横たわっていた。

丸太は普通野天においておくものだが、建屋まで作ってそこに入れておくとは、元の持ち主が相当大事にしていたものだろう。
それでも丸太の外周部(白太)には虫が入り、樹皮はきれいにはげおち、全体的に真っ黒け。
この状態で大分時間が経過したらしい。
しかし胴体によじ登ってみると、この丸太がまだ生きている鼓動がはっきり伝わってきた。
「そうなんだろうな。」と思った。

さっそく譲ってもらい、三つに切って会社の製材工場に運んでもらった。
さてこれからどうするか。
自然な縁があった赤松だから、大事に生かしたい。
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by korinogura | 2010-05-12 12:18 | 木材について