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阪神大震災の後は、丈夫な家づくりが建築業界の流れとなり、
地震対策が商品化された趣きがあります。
今回の東日本大震災はどうなのだろうか?
私は、津波は別として、地震によって壊れた家えが福島県内では非常に少ない
という印象です。
ハウスメーカーの家も地元の工務店が作った家もあまり壊れなかった。
当社でも瓦が落ちたり、漆喰がおちたりということはあっても、構造的には一軒も
問題が生じませんでした。国道がパックリ口をあけたり、400kgのハンドメイドの
ストーブがずれてしまったりと、震度6強というのはかなりの強震です。
結論からすれば、今の住宅はどれも地震には、かなり強いということです。
建物が地震に強いというのは地震国日本では当たり前のことで、そんなものは
住宅の付加価値ではないというのが私達の師匠、冨田先生の言葉です。
そろそろ住宅を考える時、建物を中心とする発想(耐震性やデザイン)から住環境
を中心とする発想(健・和・富・子育て・快適)に切り替わるような気がします。
by korinogura | 2011-04-05 14:59
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